会議が変わる瞬間

ある会社で、新規開拓についての営業会議を行いました。

社長、責任者、営業担当者が集まり、新規開拓に向けた打ち合わせが始まりました。

しかし、会議室にはどこか固い空気が流れていました。

それぞれが考えていることはあるものの、議論の焦点が定まらず、意見が前へ進んでいかないように感じました。

私はしばらく様子を見ていました。

そこで、一つだけ問いを投げかけました。

「私たちがお客様に提供できる価値は何でしょうか。まずそこをみんなで共有した方がいいですよね。」

すると、一人の責任者が、

「それなら、お客様にその価値を伝えるための材料を整理した方がよさそうです。」

と話し始めました。

その一言をきっかけに、

「この情報もあった方がいい。」

「こういう見せ方なら、お客様にも伝わりやすい。」

「営業資料も見直してみよう。」

「他部署にも協力してもらおう。」

と、次々に意見が出始めました。

一人の発言をきっかけに、別の意見が生まれ、さらに新しいアイデアへと発展していきます。

会議の雰囲気も自然と変わり、笑顔や笑い声も見られるようになりました。

最後は、

「今日出たアイデアを整理し、次回は具体的な行動を決めよう。」

ということで会議を終えました。

私は、会議で答えを示すことよりも、みんなが共通の目的を持ち、自分たちで考え始めることを大切にしています。

一つの問いをきっかけに議論が深まり、それぞれの経験や知恵が重なっていく。そして、その対話が具体的な行動につながっていく。

私は、その積み重ねが、新しい価値を生み出す第一歩になると考えています。

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