第5段階 価値創造が継続する仕組みをつくる

成功を次の挑戦につなげる

・新しい商品が生まれた。
・新しいサービスが実現した。
・提案が採用された。

それは、会社にとって大切な成果です。

こうした成功を一度きりで終わらせず、その背景にある挑戦や試行錯誤も組織の財産として共有し、お客様にとって価値ある商品やサービスを生み出し続ける仕組みをつくることが、第5段階の役割です。

行動を評価する

私は業績評価制度を重視しています。

ただし、売上や利益などの結果だけを評価する制度では十分ではないと考えています。

・お客様を理解しようとすること
・現場で気づきを得ようとすること
・新しい提案や改善に挑戦すること
・仲間と情報や経験を共有すること

こうした行動を評価することが大事です。

そして、その行動が評価されることで、社員は会社の方針を踏まえながら、自ら考え、小さく試し、改善を重ねながら挑戦しやすくなります。

価値創造は「やらされる活動」ではなく、社員一人ひとりが主体的に取り組む活動へと変わっていきます。

こうした積み重ねによって、価値創造は会社の中に定着していきます。

成功体験を共有する

会社の中には、多くの成功体験や改善事例が存在します。しかし、それが共有されなければ、組織全体の財産にはなりません。

私は、成功事例や改善事例を共有する場を持つことを提案しています。

誰がどのような行動を取り、どのような成果につながったのか。これを共有することで、他の社員も学び、実践できるようになります。

また、「お客様価値創造発表会」のような取り組みも重要だと考えています。

・顧客のためにどのような工夫を行ったのか
・どのような価値を生み出したのか
・どのような失敗から学んだのか

こうした経験を共有し、互いに認め合い、称賛することで、会社全体の学びにつながります。

成功体験だけでなく挑戦そのものを認めることで、社員は安心して次の一歩を踏み出しやすくなります。

価値創造が当たり前の文化を育てる

制度は大切です。しかし、制度だけでは会社は変わりません。

顧客の現場を見る。
気づきを共有する。

試してみる。
結果を振り返る。
また試してみる。

こうした試行錯誤が評価され、認められ、称賛されることで、社員は安心して挑戦できるようになります。小さな挑戦を積み重ねることが、会社の成長につながっていきます。

挑戦が次の挑戦につながることで、価値創造は「特別な活動」ではなく、「当たり前の活動」へと変わっていきます。

私は、価値創造が「特別な活動」ではなく、「当たり前の活動」になることが重要だと考えています。

こうした行動が組織の習慣として根付いていき、会社は自ら成長する力を持つようになります。

第5段階の主な取り組み

・業績評価制度
・等級制度
・賃金制度
・人材育成
・同行訪問
・成功事例共有会
・お客様価値創造発表会

次の成長サイクルへ

会社の成長に終わりはありません。価値創造が組織の仕組みとして定着すると、新たな成功体験が生まれます。

その成功体験から新たな気づきが生まれ、次の挑戦へとつながります。
試行錯誤を重ねることで、会社は少しずつ次の成長段階へ進んでいきます。

私は、経営者や社員の皆様とともに、その会社らしい成長の仕組みづくりを支援しています。

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