経営支援の内容

成長機会を見つけ出し、高収益型事業構造に変える支援を行います。
下記1~3の内容について経営者様とのマンツーマンの経営支援を行っています。
業績、資金繰り、ひいては会社の信用力がさらに上がるようバランスシートの改善を徹底して支援いたします。

1.事業構造の分析
業績を改善するには、売上が伸びつつある商品や得意先を見つけ出し、問題を正確に把握することが不可欠です。商品と得意先構成を分析し、保有する技術・ノウハウと照らし合わせ、業績改善の糸口を明らかにします。
2.高収益化に向けた事業構想の作成
①高収益・高賃金に変えるため、あるべき数値目標の作成を指導します。
シミュレーションソフトを使い、業績・資金繰り・バランスシートをどのように変えるべきかを検討頂きます。この過程を通じて自社の決算書に対する理解が進み、あるべき目標と改善後の姿が具体的にイメージ出来るようになります。
②高収益を実現する構想と戦略を社長様とともに描きます。
一般的にこれまでの延長線で利益計画等を予算化される方が多いように思います。しかしながら、過去の延長線では収益は思うように改善しません(計画倒れや下方修正に陥るケースが多いのではないでしょうか)。高収益を実現するには外に出て、市場を見、お客様に直接聞くことが極めて重要です。そうすることで、既存事業がこのまま推移するとどうなるのか、自社にとって有利な市場・成長機会は何か、お客様のご要望や改良すべき点について、何らかの発見や着想を得ることができます。
③事業構想を実現していくために必要な人員・組織・生産態勢等について指導します。
時々目にして気になっているのが、事業構想のないまま組織変更を繰り返したり、設備投資を行うといった態勢のみを変える事例です。これらはいずれも、事業をどのように改善していくかの構想のないまま手段だけを講じており、業績改善効果は少ない(場合によってはマイナスに働く)と考えます。特に需要増加を伴わない設備投資は、人件費や減価償却費増加による収益の圧迫、借入増加による資金繰り悪化を招くことがあるため注意が必要です。
3.高収益化の推進、貸倒れ事故の防止
①事業構想を実行するのは社員です。幹部・管理職社員に当社の構想を伝え、行動計画に具体化し、実現に向けて推し進めていく必要があります。行動計画への落とし込みと実施の推進をサポートいたします。
②稼いだ利益が消失しないよう得意先倒産による貸倒事故の防止を指導します。長年にわたる商社での与信管理の実務経験をもとに、得意先個々の与信リスクの把握と有効な対策を助言いたします。

【事業構造分析で明確になる成長機会と問題点】
商品構成・得意先構成・販売網・供給態勢・人員構成等の事業構造を分析すると、収益のごく僅かな商品や得意先に相対的に多くの経営資源が配分され、利益率が高く今後の成長が見込まれるものには経営資源が十分に割かれていない実態が明らかになります。
事業構造に問題を抱える限り、設備投資や業務効率の改善だけでは真の問題解決には至りません。成長機会を見つけ出し、事業構造を高収益型に改善する必要があります。