経営支援の実績/社長様の声

社様(卸売業、従業員25名)
 売上が年々下降し利益は収支一杯。いつ赤字転落してもおかしくない状態だったため、お手伝いを開始しました。お手伝いを開始した当初、社長と管理部長に「貴社の年商であれば、少なくとも経常利益50百万円は出す必要があります」と説明した際、お二人とも驚き、「それは無理です」と即答されたのを思い出します。今現在その経常利益は50百万円を達成する勢いです。現在、社長は来期以降5年間の経営計画の作成に取り組んでおられます。人一倍責任感の強い社長は従業員の給料増加は勿論のこと、自身が将来退任したときに次期社長が安心してバトンを受けられる態勢を作りたいとの思いを時々私に語られます。そしてその構想に向けて5年後の経常利益を1億円とする販売計画に取り組んでおられます。前向きな課題に向き合う社長を見て嬉しくなるとともに、さらなる飛躍を期待しつつ、こちらもしっかりとサポートする思いです。

K社社長様の声
『野口様にはいつも大変お世話になっております。社長に就任した当初は会社の経営状況が決して良く無い事を分かってはいたが、元々営業出身の私は売上さえ伸ばせば何とかなるだろうという非常に甘い考えを持っておりました。しかしながら、売上を多少伸ばしても財務面が一向に改善せず独り苦しんでいる中、野口様と出会い、藁をも掴む思いだった私は、経営・財務に関する知識とその真っ直ぐなお人柄に惹かれ即座に契約させて頂きました。
 事業構造改善に向けて、経営計画、営業方針、得意先・商品分析、財務改善など会社経営の基本からご教授頂き、更には従業員に対する財務面の講習などのサポートもして頂いてます。現在は社業も5年先経常利益1億円に向けて上昇傾向となっております。しかし会社は「生き物」ですから決して油断する事なく、野口様にサポートして頂きながら全社員一丸となって社業発展の為に努力して参ります。今後ともよろしくお願い致します。』


T社様(加工業、従業員15名)
 赤字の年度が散見され、財務内容も脆弱であったためお手伝いを開始しました。受注単価が低いことが赤字の一因であったため、適正な受注単価を把握する原価計算を助言。また、事業構造上の問題(受注が特定の会社に過度に依存)も指摘させていただき、社長自ら懸命の市場調査、開拓活動を行った結果、収益性の良い優良先からの受注が増加。受注態勢は異なる業界での2本柱に成長しつつあります。社長は会社の成長と安定のため自社の規模感に見合う市場を探索中であり、どの分野を優先的に拡大していくか、また、供給態勢として自社工場の効率化、外注工場群の整備を検討中です。以前は特定の1社からの下請け的であった会社が、今は自らの営業活動で仕事を選択でき、自社ブランドの商品を持つ会社に変わりつつあります。現在、社長は来期以降5年間の経営計画の作成に取り組んでおられます。さらなる経営の安定化に向けて受注態勢を3本柱とすることを基本方針に販売計画、供給態勢、人員態勢などを検討中です。前向きな課題に向き合う社長の姿勢に嬉しくなるとともに、こちらもしっかりとサポートする思いです。

T社社長様の声
『思い返してみますと、野口様との出会いは弊社にとって大きなターニングポイントでした。それは業歴が長く古い商習慣が続く業界で慢性的に厳しい状況の中必死に考えているつもりでしたが、長らく下請けとしての環境に置かれ、半ばあきらめのような閉塞状態にある事に気づかせてもらえた事です。出会った頃は野口様のいう方針はいわば理想論のように自身に遠く無関係な事のように感じていましたが、弊社の規模や環境やレベルに合わせて向き合っていただく5年間の中で、弊社の変化と共に「方向性を意識し、動くこと」で変わっていくんだと実感できる場面に何度も出会う事ができました。
 ご指導いただいた中で一番ベースになったのは適正な原価の出し方です。業界自体が委縮していく中で前例踏襲価格や相場などに固執し、適正な価格での受発注が出来ず原価を考えることすら放棄していました。当初ほぼアナログだった弊社にデータの解析と蓄積は到底無理なように感じましたが、毎日少しずつ生産状況の蓄積をしていきました。気付けば数年分のデータが蓄積し赤色数字が並ぶエクセルを見た時、早急に改善しなければならない課題が明白になりました。

 現状まだまだ課題は山積しており無論取り組み全てがうまく行くわけではありませんが、それでも「どのような明日になるのかな?」の惰性ではなく、「どのような明日にしたい!」との前向きな気持ちで進んでいくために必要なプロセスを野口様の指導を通して得られています。』


S社様(卸売業、従業員7名)
 ここ数年、永年にわたっての主力商品がじりじりと売上減少する中、業績は収支一杯。財務内容は健全ながら業績を改善する必要ありとのことからお手伝いを開始しました。先ず得意先と商品構成を分析頂いた結果、社長ご自身が以前より気づかれている問題点が一層明確になるとともに、新たに取り組みを開始した新商品の売上の伸びが著しいことも明らかになり、現在、これら二つの商品の販売戦略を検討頂いているところです。
 人当たりがよく、誰とでも打ち解ける性質をもった社長は、一方で計数面にも明るく、利益計画等の数値計画を作成頂いた時には、その飲み込みの速さにこちらも驚いたほどでした。今後、経常利益は従業員に一定の割合で還元していくとの方針も従業員に打ち出されており、お手伝いするほうとしてもこの上ない嬉しさを感じております。前期はこれまでの取り組みが徐々に成果として表れつつあり、経常利益は前々期比倍増。5年後の利益計画では5倍近い経常利益を目標とされています。「かなり頑張らないといけませんね」と言う私に、「全然いけるでしょう!」と言われる社長に頼もしさを感じるとともに、こちらもしっかりとサポートしなければとの思いを強くしています。

S社社長様の声
『社長就任当時で既に60年続く会社でしたが、永年主力商品として扱っていたものが環境の変化のため毎期売上が減少しており、新規事業にもなかなか踏み出せない状況でした。前職で営業部門、管理部門両方に携わった経験上、経理数字もそれなりに理解できたので、出来ることからコツコツと経営改善に取り組んではおりました。しかし「老舗の罠」というのでしょうか、「この得意先は永年お世話になっているから」とか、「この商品はこの仕入先から買わなければ」とか「このやり方で良いんだ」と、なかなか大きな方針変更ができない体質に陥っており、焦りを感じる日々の中で野口さんに出会いました。
 アドバイスに従いいろいろな分析をしたところ、今までおぼろげながら感じていた問題点が、より明確に見えるようになり、特に得意先構成と商品構成を分析した事で、感覚ではなく明確な数字を根拠として方針変更を行う事が出来そうです。同時に今まで「こうした方が良いと思うけど」とおぼろげながら思っていた事が、間違っていなかったんだと再確認する事ができ、今後は自信をもって販売戦略を考え、経常利益を増やし、社員に還元できるような「いい会社」にしていきたいと思います。』